PowerPointで3Dモデルを動かす方法について詳しく説明します。まず、PowerPointはバージョン2016以降、3Dモデルをサポートしており、これによりプレゼンテーションに立体的な要素を追加することが可能です。3Dモデルを動かすためには、いくつかの手順を踏む必要があります。
最初に、3DモデルをPowerPointに挿入する方法について説明します。PowerPointを開き、スライドを選択したら、上部のメニューから「挿入」タブをクリックします。次に、「3Dモデル」というオプションを選択し、そこから「このデバイスから」または「オンラインから」を選ぶことができます。「このデバイスから」を選ぶと、自分のコンピュータに保存されている3Dモデルファイルを選択できます。一方、「オンラインから」を選ぶと、Microsoftが提供する3Dモデルのライブラリから選ぶことができます。
3Dモデルを挿入したら、次にそのモデルを動かすためのアニメーションを設定します。3Dモデルを選択すると、上部のメニューに「アニメーション」タブが表示されます。このタブをクリックすると、さまざまなアニメーション効果が表示されます。ここで「アニメーションの追加」を選択し、リストから「回転」や「移動」などの効果を選ぶことができます。これにより、3Dモデルがスライド上でどのように動くかを設定することができます。
アニメーションの設定が完了したら、アニメーションのオプションを調整することも可能です。アニメーションのペインを開くと、各アニメーションのタイミングや順序を変更することができます。たとえば、アニメーションの開始タイミングを「クリック時」や「前のアニメーションの後」などに設定することができます。また、アニメーションの持続時間を調整することで、動きの速さを変えることもできます。
さらに、3Dモデルには「3D回転」機能があり、これを利用することでモデルを自由に回転させることができます。モデルを選択した状態で、右クリックし、「3Dモデルの回転」を選ぶと、X軸、Y軸、Z軸に沿った回転を設定することができます。これにより、プレゼンテーション中にモデルをさまざまな角度から見せることができ、視覚的なインパクトを与えることができます。
最後に、プレゼンテーションを実行する際には、スライドショーモードに切り替え、設定したアニメーションが正しく動作するか確認します。これにより、聴衆に対して効果的に3Dモデルを提示することができるでしょう。PowerPointでの3Dモデルの動かし方は、視覚的な表現を豊かにし、プレゼンテーションの質を向上させるための強力な手段です。ぜひ、これらの手順を試してみてください。
この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。